INSIGHTS / AI導入

AI導入の見積もりを比べる|提案ごとに埋める比較シート

受け取った複数のAI導入提案を、作業範囲、成果物と完了確認、初期・継続費用、追加料金の条件で比べる記入式シートです。同じ期間と利用量にそろえ、未確認の費用を残す架空の例も紹介します。

SECTION 01

同じ業務・期間・利用量で比べる

まず、各提案が同じ業務を対象にしているか確かめます。試作までの提案と、現場で使うための実装まで含む提案は、そのまま金額を比べられません。

費用を見る期間と、利用人数・月の処理件数などの条件もそろえます。条件が違う部分は書き残し、同じ条件での金額を提案元に確認します。

SECTION 02

コピーして使う比較シート

次の欄を提案ごとにコピーして埋めます。記載がない項目は「未確認」とし、無料や対応不要とは判断しません。確認の返答は日付と一緒に追記します。

  • 提案:[会社名・提案名/見積日・有効期限/対象業務]
  • 共通条件:[比較する期間/利用人数・処理件数/使う資料や連携先]
  • 含まれる作業:[相談・試作・実装・資料整理・連携・説明などの範囲/自社が行う作業]
  • 成果物と完了確認:[受け取る画面・手順書など/何を試し、誰が完了を確認するか/納期]
  • 初期費用:[金額・税込か税別か/含まれる作業/支払時期]
  • 継続費用:[利用料・AI使用料・保守など/共通条件での金額/契約期間]
  • 追加料金と未確認事項:[件数超過・修正・機能追加などの条件/不明な点/確認先と回答]

SECTION 03

記入例:問い合わせの返信案を作る

違いの見つけ方を示す架空の例です。比較条件は、担当者3人、月100件、利用開始から6か月とします。

  • A案:返信用のひな形と手順書を作成。担当者が問い合わせを入力して使う。初期費用は記載あり。AI使用料が含まれるかは未確認。
  • B案:専用画面と手順書を作成。問い合わせ管理ツールとの連携は別料金。月額保守は記載あり。月100件を超えた場合の料金は未確認。
  • 共通の完了確認:用意した問い合わせ例で返信案を作り、担当者が確認・修正できるかを試す。この確認が各提案に含まれるかを尋ねる。

SECTION 04

分かっている費用と、不明な費用を分ける

期間内の費用は、初期費用と、その期間の継続費用を分けて整理します。AI使用料など利用量で変わる費用は、同じ想定件数で確認します。含まれている費用を二重に足さないようにします。

不明な費用が残る場合は、分かっている金額と未確認項目を併記します。修正回数や保守の範囲も確かめ、必要な作業が別料金なら、その条件を比較シートに追記してください。

SECTION 05

必要な範囲を満たすかで判断する

欄を埋めたら、各提案が必要な成果物と完了条件を満たすか、自社で担う作業を続けられるかを確認します。価格差の理由が作業範囲にあるのか、利用条件にあるのかを整理してから選びます。

費用が変わる要素を確かめたいときは、AI導入支援の料金ガイドも参考にしてください。

AI導入の費用を左右する5つの要素を見る