INSIGHTS / AI活用

AIで翻訳する前に、用語の訳し方をそろえる

AIで短い案内文を翻訳する前に、用語の意味や指定表記を4つの欄に整理します。架空の日英翻訳の例で、原文と翻訳案を比べ、用語や番号、時刻を確認する方法を紹介します。

SECTION 01

文章・翻訳する言語・読者を決める

まず、翻訳する文章、言語、読む人、掲載先を決めます。同じ言葉でも使う場面で意味が変わるため、文章全体と用途をAIへ渡します。

たとえば、来場者向けの案内なら、読んだ人が受付の開始時刻を理解できるかが確認の軸になります。商品名や社内の呼び方など、表記を決めている言葉も先に集めます。

SECTION 02

用語を4つの欄に整理する

用語ごとに、次の4欄を埋めます。訳語が決まっていない場合は推測で確定せず、確認したい点を残してください。

  • 原語・固有名詞:[原文にある言葉や名称]
  • 今回の意味・使う場面:[何を指すか/どこで使うか]
  • 使う訳語・残す表記:[指定する訳語/原文どおり残す名称や番号]
  • 確認元・未確認点:[既存資料や担当者/まだ決まっていない点]

SECTION 03

架空の案内文で照合する

以下は説明用の架空の例です。来場者向けの案内「DEMO-01の体験会は10:00に受付を開始します。」を日本語から英語へ翻訳するものとします。

この例では、用語を次のように決めたうえで、翻訳案を確認します。

  • 受付|来場確認|check-in|この架空案件の既存案内
  • 体験会|製品を試すイベント|demo session|この架空案件の担当者が決めた呼び方
  • DEMO-01|識別番号|DEMO-01|原文どおり保持
  • 架空の翻訳案:Reception for the DEMO-1 demo session opens at 10:00.
  • 照合した結果:この案件で指定したcheck-inと異なり、識別番号もDEMO-1に変わっている。
  • 修正案:Check-in for the DEMO-01 demo session opens at 10:00.

SECTION 04

翻訳案を原文と比べて仕上げる

用語の指定は、訳文を確認する手がかりです。この例のcheck-inが、どの文章でも最適な訳語になるわけではありません。単語だけを置き換えず、文全体の意味と読みやすさも確かめます。

  • 原文の内容が抜けたり、原文にない説明が加わったりしていないか。
  • 用語が今回の意味に合い、決めた訳語や表記が使われているか。
  • 商品名、識別番号、日付、時刻、数量が原文と一致しているか。
  • 想定した読者に伝わる表現になっているか。判断できない表現は、両方の言語が分かる担当者へ確認する。

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